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利尻山 · ルート

↘ 利尻山 — 北稜クラシック

標高差1664 m 距離16.0 km 最大斜度55° 斜面方位NW · NE · W 地形分類(自動・公式ATESではない)コンプレックス

このルートには重大なバックカントリーの危険があります。表示する斜度と ATES は計画用の推定であり、当日の安全やグループとの適合を判定するものではありません。

出典:国土地理院

斜度 · profile

1708 m 876 m 44 m

← 距離 15.4 km →

地形の斜度 DEMによる推定(公式ATESではありません)。各区間の斜度帯。
< 30° 30–35° 35–45° 危険帯 > 45°
区間ごとの地形(データ表)
%m斜度斜面方位
0% 44 19° N
3% 76 NE
6% 109 10° NE
10% 149 N
13% 194 11° N
16% 245 10° W
19% 303 27° W
23% 362 17° NW
26% 433 16° NW
29% 514 41° NW
32% 621 40° W
35% 822 41° N
39% 1082 41° NE
42% 1231 45° E
45% 1259 52° NE
48% 1410 46° N
52% 1651 60° NE
55% 1525 47° N
58% 1323 52° NW
61% 1235 50° E
65% 1036 52° W
68% 817 45° NE
71% 681 56° NW
74% 557 31° N
77% 469 18° NW
81% 391 27° NW
84% 325 10° NW
87% 265 11° NW
90% 208 N
94% 169 10° NW
97% 122 N
100% 88 19° N

ルート解説

利尻山(1721m、利尻富士)は日本海に浮かぶ孤峰で、稚内の西の利尻島そのものが一つの山です。本ルートはその冬期の最もポピュラーな登頂ライン——北稜クラシック——で、鴛泊の利尻富士温泉先の除雪終点から北麓野営場を経て、長官山(1218m)、利尻山避難小屋(約1232mの鞍部)を経由して北峰(1719m)へ至る、片道約7.7km・累積約1594m・行動7時間前後(登り5時間・下り2時間)の本格的なスキーマウンテニアリングです。ベースの最大斜度は約49°、中央値は約11°と、長い緩急のリズムを持つラインです。HokkaidoWildsの難易度は9/10。

【時期】厳冬期の利尻は「穏やかな日はほぼ存在しない」と言われる風の島で、1〜2月は雪こそ最良ですが天候が絶望的に不安定です。登頂を狙うなら3〜4月が本命——気象が最も安定し、ガリーの雪はまだ十分に良い時期です。風上側に雲が張り付き風下側だけ晴れる、というアスペクト依存の天気も特徴です。

【登り】ルートに標識はありません。温泉先の除雪終点から道路沿いに南へ、北麓野営場へ。野営場から真南の小さな谷へ入り、雪の状態に応じて左手のガリーか尾根に取り付き、夏道の尾根に合流して長官山へ。鞍部の避難小屋(通年開放・積雪期は2階の扉から入ることも)が最後の風よけです。避難小屋より上はクランポンとアイスアックスが必須で、スキーアイゼンは小屋までの登行でもほぼ必携です。

【小屋から山頂へ】ロープを要する技術的な登攀ではありませんが、痩せた稜線の右側(西側)は海までまっすぐ切れ落ちており、露出への慣れが問われます。約1600m付近の約60mはクランポンで内向きにダウンクライムした記録があり、ガイドパーティがロープを使うことも珍しくありません。滑走開始は概ね1550m付近から。GPXには途中で分岐する2本のラインが含まれます——雪が安定し植生が埋まっていれば、西側の広い集水地形のラインが本命の滑走です。

【雪崩と自己完結性】利尻には雪崩ブリテンが存在しません。判断材料は自分たちの観察だけです。卓越風は北西で、本ルートの北〜北西面は風の影響を受けやすく、最高の雪はむしろ南・東面に入ります。島の斜面は海まで続き、火山性のガリーは典型的な地形の罠です。救助資源も本土より限られます。天候・雪・体力のどれか一つでも欠けたら、長官山まで・小屋までで引き返す判断を。『利尻は悪天のためにわざわざ行くには遠すぎる』——計画に予備日を。これは推奨ではなく、地形と記録の説明です。

難易度(4軸 / 5段階)
体力 · 5/5
技術 · 5/5
雪崩リスク · 4/5
ナビ · 4/5

アクセス・後勤

【島へ】稚内からハートランドフェリーで鴛泊へ(1〜4月は1日2便・6:55/13:55、片道約2500円、スキー追加料金なし)。稚内へは札幌・旭川から高速バスまたはJR。フェリーターミナルからルート起点まで約1.5km・徒歩可。

【起点・駐車】利尻富士温泉先の除雪終点付近。4月は北麓野営場まで車で入れることもあります。利尻富士温泉に駐車場あり。

【宿】鴛泊の利尻ぐりーんひるinn(冬期は要問い合わせ・島で最安級・山が見える)が定番のスキーヤー宿。避難小屋は緊急用です。

【雪崩情報はない】利尻に雪崩ブリテンはありません。JANの教育資料・他地域の観測を出発前に参照しつつ、現地判断が全て。ビーコン・ショベル・プローブ、クランポン・アイスアックス・スキーアイゼン必携。Compassで登山届を。

【天候】windy.comの予報が利尻でも時間単位でよく当たります。風上/風下で天候が全く違うことを計画に織り込むこと。

【下山後】利尻富士温泉(500円、冬期は12時〜21時・月曜休)がルート終点そのものにあります。

トリッププラン

地形(自動)

地形分類(自動・公式ATESではない)コンプレックス
斜面方位NW · 337°森林限界441708 m最大斜度55°斜度 (med)14°

斜度からの推定値です。正式な ATES 評価ではありません。

今日のコンディション

すべて推定値です。公式の雪崩情報・気象情報を優先してください。

雪崩情報(必読)

当日の危険度と雪崩バラ(方位/標高)は公式情報で確認してください。

出発前チェックリスト

Hokkaido Wilds · Rob Thomson — HokkaidoWilds.org · CC BY-SA 4.0

ルートデータ出典: Rob Thomson — HokkaidoWilds.org · CC BY-SA 4.0 · ↓ GPX ダウンロード